Wondershakeの軌跡をお届け Vol.1

Hiromi Igarashi
Wondershake Inc.
Published in
5 min readMay 19, 2016

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Wondershake社PR担当の五十嵐です。

弊社CEOの鈴木仁士に起業を意識し始めた頃から現在に至るまで、そしてこれからのWondershakeについての話を聞いてみましたところ、いろいろなネタが出てきましたので(笑)、せっかくですのでブログで公開をしたいと思います!。結構ボリュームがあったので、これから何回かに分けてお届けしていきたいと思います。是非お付き合いいただけますと幸いです。

昔からインターネットに興味があったわけではなかった

起業やインターネットビジネスに興味を持ったのは、実際結構遅くて、18~19歳ぐらいからなんです。

親の仕事の関係で、ナイジェリアに2年半くらい住んでたんですよ。1~3歳ぐらいの頃で、記憶ないんですけど。日本に戻ってきて小4まで日本で過ごしたあとに、次はロンドンに行って6年間ぐらい住んでました。その時、英語を全くできない状態で行ったんですけど、現地校にぶち込まれて泣きながら覚えるみたいな感じでしたね(笑)で、高校の時に日本に戻ってきて、ICU高校っていう帰国子女がむちゃくちゃ集まってくる高校に入りまして、そのような背景もあって、海外で働くないし、最短距離で成功するというか、キャリアステップの近道を行こうと考えていていました。

「金持ち父さん 貧乏父さん」(筑摩書房)

高2~高3の頃「金持ち父さん、貧乏父さん 」という本を読んで、こういう世界もあるのかと結構衝撃を受けて(笑)投資家じゃないですけど、金融の世界行きたいなって。その頃は普通にユーザーとしてGoogle使うくらいで、プログラムもやってなかったですし、ネットが好きとかでもなかったんですね。

そこで大学でも経済学部に入っていたんですけど、2008年にリーマンショックがあったんですよね。そこから全部変わって、大企業が安泰じゃないということと、ファイナンスの世界もいつクビ切られるかわからないし 、アンコントローラブルだなと思いまして。“何かが出来上がっている世界に入るのではなくてゼロイチでできるような領域”で仕事したいなと思うようになったのが、少し起業を意識し始めたタイミングです。これが大学1年生、18歳の時ですね。

「リーダーシップの旅 見えないものを見る」(光文社新書)

またまた本の話なのですが、当時、ちょうどリーマンショックの後くらいに「リーダーシップの旅 」という本を読んだんです。それまでは社長になりたいとかリーダーになりたいとか全くなかったんですけど、「リーダーとは自分自身をリードするところから始まる、結果フォローが付いてくる」みたいな話が書いてあって。つまり、本当に自分がしたいことをしていたら結果そういうことになると、まあすごく当たり前のことが書いてあったんですけど、感銘を受けまして。そこから、自分のしたいことってなんだろうと悶々とする日々が始まるんですけど。その本結構影響受けましたね。

当時は社会起業家ブームみたいなのもあって、NPOがどんどん出てきていて、ただアメリカのNPOは稼げてるんですけど、日本は全然稼げないみたいなのがあって、社会起業家として収益を立てながら社会貢献していくというようなことを意識しはじめました。

その頃、ルーム・トゥ・リードというNGOの設立者の本を読んだんです。マイクロソフト幹部の人が在職中にネパールに渡って、そこで現地の教育状況を見て、本も図書館もない状況でしかも学校には全然行けない、相当貧しい状況を見て、これをどうにかしなきゃいけないと思い、マイクロソフト辞めてNGOを設立する。その本を読んでから、自分は海外にずっとといたんですけど、アジアにはいなかったなと改めて思い、思い立ってバックパッカーでベトナムとカンボジアを回るという、今考えると本当に学生っぽいことをしていました。

Wondreshakeの原点はカンボジアでの体験

カンボジアが自分の中で印象的で、実はうちの会社の原点なんです。みんな話してみると学校行ってないんですよね。親を手伝いながら働いていて。でもみんな楽しそうなんですよ、めちゃくちゃみんな幸せそうな表情をしているんです。日本のサラリーマンに比べるとみんな面白そうにしてる、なぜだ?と。

それで、いろいろ話したんですけど「カンボジアが好きなんですか?」って聞くとみんな「好きです」と、故郷だから好きですとシンプルに答えていて、そういう風に答える日本人はほとんどいないだろうなと思いました。

なぜそんなに幸せそうに感じているのかというと、まだそこにはコミュニティがあるんですよね。“人と人とのリアルな繋がり”があって、コミュニケーションがリアルに存在している状況って、人としてハッピーなんじゃないかなと気付いて。それなら、そういった新しい繋がりをゼロイチで生み出すサービスやイベントなどを、どんな事業でもよかったんですけど、作りたいなって。とてもざっくりしてるんですけど起業のテーマが見えましたね。世界中の人と人とを繋げるような、リアルで繋げるような、そんなサービスを作りたい、ネットの力使ってネットの外で繋がるようなサービスを作ろうっていうのを決めました。それが、Wondershakeのサービスの着想というか原型ですね。

(第2回はアメリカ留学編をお届けします!)

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