Wondershakeの軌跡をお届け Vol.2

Hiromi Igarashi
Wondershake Inc.
Published in
5 min readMay 21, 2016

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Wondershake社のPR担当五十嵐です。

弊社CEOの鈴木仁士が語るWondershakeの歩み第二弾。

バックパッカーで行ったカンボジアでWondershakeのサービスの着想を得た鈴木は、その後アメリカ留学へ旅立ちます。留学中に得たものは?そしてなぜ起業へと向かうことになるのでしょう。

Twitterに多大なる影響を受ける

バックパッカーでアジアを回った後、サンディヘゴへ留学に行きました。大学でMBAの授業を受けつつ、また悶々としていたんですけど(笑)

留学行く前はイベントをやっていたんですよ。チャリティーイベントとかクラブイベントとか自分でオーガナイズして。今考えると結構稼いでましたね。1イベント30万くらい稼いで、全部募金で本に変えて送るというようなことをやっていました。ただそれには限界も感じてて、リアルなイベントってスケール感がないじゃないですか。それで、どうしようかなって考えつつアメリカに行ったんです。

その頃、アメリカではちょうどTwitterが流行り始めたくらいで自分もユーザーでしたから、アメリカのTech系ブログなんかを訳して、自分自身のブログでTwitterを通じて拡散をしてみたんですよ。留学中って暇なんです(笑)。ブログを毎日2~3本書いてそれをTwitterに流すと、本当にすごい効果があって、とにかくたくさん声がかかるんですよ。

講談社さんからも一緒にメディア作りましょうと声がかかって、実際作ったんですよ。アメリカにあるMashableというメディアの日本版。今遡ると、結果的には当時からメディアを作っていたんですよね。

そんな感じでメディアを立ち上げたり、面白いTwitterユーザーがいたら声かけたりやっていたんですけど、若者が何かやってると社会人の方が結構話を聞いてくれるんですよね

それで、Twitterやっぱりすごいなと思ったんです。もちろん、FacebookとかGoogleもすごいですけど、基本人が繋がっている状態でネット化するっていうのがFacebookじゃないですか。Twitterはもっとカオスでゼロイチの繋がりがいつでも生まれて、いくらでも人に会おうと思ってたら会えるんですよね、Twitter上で。実はうちのエンジニアもTwitterでナンパしたんですけど、創業メンバーですね(笑)

自分の中でTwitterすごい!ネットすごい!ってなっていって、どんどんのめり込んでいきましたね。最近日本でもスタートアップって言いますけど、以前はベンチャー企業としか呼んでいなくて。アメリカでいうスタートアップは世界や産業を変えるプロダクトを作る存在で、全然意味合いが違うなと。

スティーブ・ジョブズから始まり、2~3人で会社を作ってそれを数百億企業に成長させるのを平均すると7年はかかってるんですよね。Twitterも6、7年かけてそこそこ流行ったなくらいのところまで行って、結構下積みがあるとか、3人の創業メンバーがいて作られた会社だよねとか、当たり前なんですけどあらゆるサービスとか会社って1人、2人が作ったんだなっていうことを身をもって知りました。自分が感動したサービスを遡ることによって今と過去の始まりの部分、点が線で繋がって、スタートアップとはこれか!という原体験になったんです。そこから起業したい、Tech業界で起業したいなと思うようになりました。

アメリカでの起業をすすめられる

留学中、シリコンバレーにも遊びに行っていました。そこで日本人の現地起業家全員と会って、いろいろ相談をして、事業案投げてフィードバックをもらうんですけど、全員アメリカに来て起業しろって言うんですよ。そのアイディア、アメリカでやったほうがいい、アメリカで成功する初めての若い起業家になってほしいって。すごいそそのかされまして、20歳の時かな。

で、やろうと(笑)その時は、もう1人一緒に動いてた留学中に見つけたメンバーがいました。彼は創業メンバーにならずに就職したんですけど、自分もその彼もプログラマーじゃないんですよね。ずっとコンセプトを作っていて、こういうサービスにしようとか仕様も決めて。

その頃、以前イエルネットの社長だった本間毅さんがイントレプレナーとしてサンディエゴのソニーにいたんですけど、本間さんに「起業した方がいい、投資もする伊藤穰一さん紹介するから日本帰ったらOpen Network Labに入れ。」と言われたんです。当時、Y Combinatorが認知され始めて、日本でも作ろうと当時デジタルガレージの伊藤穰一さんが言ってたんですよね。それがOpen Network Lab。

感化されて日本に戻ってきてからチーム作りをはじめました。Open Network Labに入りながら半年かかって、今弊社CTOの千葉と、TwitterでナンパしたiOSエンジニア藤井と、元々大学2年生から友達だったCOOの伊藤でチームを作ったんです。

(第三回はアメリカで起業!?編をお届けします!)

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